第1回「きみはなにをつくるの」

2019.12.27

バターメーカー。
そう、こちらはバターメーカーなのです。

「何だこれは…」
ある日使い道がわからない不思議な道具を前に首をかしげてしまいました。
頭はメカニックな作り、その先には木のハンドル。
下はガラスで中身が見えます。そしてやっぱり中に木の棒。
スタイリッシュでかっこかわいい。
一目惚れして連れ帰りましたが、こんなものは初めて見ます。
触れてみると木の取っ手のハンドルは少しぎこちなく回り「からから」と音を鳴らします。
それと同時に中の木も回る、まわる…まわる…ね。

 

きみは一体何をするものなんだ?!
使い方も、名前もわからないものを前に、情報を追いかけ追いかけ……。

 

やっとのこと決着がつきました。
この子は、バターチャーンつまりはバターメーカー。
バターを作る為に欠かせない道具の1つだったのです。
「バターを作る為に欠かせない道具」なんて聞くと、さて、どうやって作っていたのか。
こちらはイギリス現地のお方が投稿されたお料理動画を見つけてチェックしたのですが、
本体の蓋を開け、材料を入れてハンドルを回す、ぐるんぐるんひたすらに回すこと50分。
「僕がやる!」と最初、目を輝かせて作りはじめた子供は
「まだ回すの~~~?!」とお父さんが撮影するビデオカメラに向かって悲鳴を上げていました。
見ているこっちも腕が疲れそうだ。
とにもかくにもすごい! 本当にバターが出来上がりました。
改めて見ると手動で作っていた時はそうか…こうしてバターを作っていたのか…と。
材料もそうですが、この作り方を見ていると当時の人が
「バターは贅沢品だ!」なんて言うのも頷けます。

 

きーこ、きーこと思わずハンドルを回してしまいます。
今日のトーストのバターは控えめに。紅茶も淹れて一緒に齧ってみようかな。

ということで今回はここまで。
映えない話、お付き合いいただきありがとうございました。

 

miu

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